「おしゃれ応援手当」という発想
公開日:
2026年07月20日(月)
更新日:
2026年07月20日(月)
介護・医療現場では制服で働くことがほとんどです。
毎日同じ制服を着て、利用者さんのために一生懸命働いています。
しかし職員さんには、仕事以外の人生があります。
休日に友人と出かけたり、家族と食事に行ったり、旅行に行ったりすることもあります。
そんな時に着る洋服や身だしなみは、その人の気持ちを前向きにしてくれる大切なものです。
そこで提案したいのが、「おしゃれ応援制度」です。
例えば年間1回、上限2万円まで衣類購入費の半額を補助する制度です。
金額は決して大きくありません。
しかし職員さんにとっては、
「自分たちのことを考えてくれている職場なんだ」
というメッセージになります。
また、おしゃれをすることは単なる自己満足ではありません。
身だしなみに気を配ることは、自分自身を大切にすることでもあります。
そして、人と接する仕事をするうえで、第一印象や清潔感、相手への配慮を学ぶ機会にもなります。
私は、おしゃれは社会人としての力量を高める一つの要素だと思っています。
自分を整える力は、相手を大切にする力にもつながるからです。
離職防止というと給与や賞与ばかりに目が向きがちです。
もちろんそれも重要です。
しかし、職場の魅力はこうした小さな工夫の積み重ねから生まれます。
大企業と同じ待遇は難しくても、
「この職場、なんだか面白い」
「職員を大切にしている」
そう思ってもらえる制度は作れるはずです。
離職防止は大きな改革だけで実現するものではありません。
職員さんへの小さな思いやりの積み重ねが、長く働きたい職場をつくるのです。
コハルケア教育研修センター 代表 河端
