「ベテラン職員が辞める理由」
公開日:
2026年06月09日(火)
更新日:
2026年06月09日(火)
介護施設において、ベテラン職員の存在は大きな財産です。
利用者への対応力、現場経験、後輩への指導力など、一朝一夕では身につかない力を持っています。
しかし、そのベテラン職員が退職してしまう施設も少なくありません。
では、ベテラン職員が辞める施設にはどのような特徴があるのでしょうか。
まず一つ目は、身体的な負担への配慮が不足していることです。
介護の仕事は身体を使います。
年齢を重ねるにつれて、
腰痛
膝の痛み
体力の低下
などの問題が出てきます。
若い頃と同じ働き方を求め続けると、心身ともに疲弊してしまいます。
二つ目は、精神的な疲労です。
長年同じ職場で働いていると、どうしてもマンネリ化が起こります。
毎日同じ業務の繰り返し。
新しい刺激がない。
評価もされない。
すると徐々に仕事への意欲が低下していきます。
三つ目は、世代間ギャップです。
最近の若い職員の考え方や価値観に戸惑うベテラン職員も少なくありません。
「昔はこうだった」
「自分たちの頃はもっと厳しかった」
という思いを持ちながらも、時代の変化についていけず孤立してしまうことがあります。
そして最後に重要なのが、
ベテラン職員に新しい役割を与えているか
ということです。
ベテラン職員は単なる労働力ではありません。
新人教育
後輩指導
職場改善
チームづくり
など、多くの経験を持っています。
しかし、現場業務だけを任せ続けている施設も少なくありません。
人は成長が止まると退屈します。
ベテラン職員だからこそ、新しい役割や挑戦の機会が必要なのです。
定着率の高い施設では、ベテラン職員を大切にしています。
単に長く働いている人ではなく、職場の財産として活躍できる環境を作っています。
ベテラン職員が辞める施設は、貴重な財産を失う施設でもあります。
今一度、自施設のベテラン職員がどのような気持ちで働いているのか、考えてみる必要があるのではないでしょうか。
コハルケア教育研修センター 河端
